近年、子供を中心に感染し、激しいせきが続く「百日咳」の流行が続いています😷
今月6日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は722人と先週に続き、2週間連続で過去最多と更新しました。百日咳とは、咳や鼻水など風邪のような症状から始まり、激しいせきが続く細菌性の感染症です🦠
特に生後6か月以下の乳児が感染すると、重症化して死亡する恐れもあります。
今シーズンは患者数の増加に伴い、乳児が死亡したり、重症化したりするケースが報告されているほか、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されています。
百日咳の咳はとても激しいので、息ができずに顔が真っ赤になることがあります。
また、咳込みが続くと吐いてしまうこともあり、乳児の場合、突然息が止まってしまうこともあるので、保護者の方は咳や呼吸状を注意深く観察することが大切です。
一方、大人は百日咳の特徴的な症状が出ないことも多いため、病気に気づかず感染を拡大してしまう可能性があります。
対策として、乳児は定期接(生後2カ月-0歳の時に1回、5-7歳のときに1回、11-12歳のときに1回)を接種することで80-85%程度予防できます💉
また、子どもへの感染を防ぐために、周りの大人が手洗いやうがい、マスクなどの基本的な感染対策をすることが大切です😷